ロシア鉄道横断紀行④シベリア鉄道~それは一期一会の連続~編
第4回目はウラジオストクを出発し、モスクワまではるか1万キロ、シベリア鉄道の旅が始まります。
ロシア紀行シリーズ
ロシア鉄道横断紀行①計画と手引き編
↑加筆・修正中です、ご迷惑おかけします!
ロシア鉄道横断紀行②準備と出発編
↑加筆・修正中です、ご迷惑おかけします!
今日においてシベリア鉄道に乗る理由とは?
まずは世界の長距離旅客鉄道とその運行距離を見てみましょう。
⇒4,466 km
⇒2,102 km
⇒4,352 km
⇒9,259km長っ!!!
シベリア鉄道が他の路線より圧倒的に長いことが分かると思います。まさにキング・オブ・長距離鉄道です。
しかしスマートさを追求する現代社会においては所要時間(移動時間)が長いことはあまり評価されません。
鉄道では一週間かかる道のりを直行便であれば9時間ほどです。交通費も空路の方が安い場合が多いと思います。
単純に考えれば鉄道移動には魅力は感じられない..........
果たして今日においてシベリア鉄道に乗ることに価値を見出すことはできるのでしょうか?
ということで長い道のりをわざわざ鉄道で移動するからこそ味わえる美点をお教えします。あなたもシベリア鉄道に乗りたくなるはず!?
◆ロシアのたくさんの都市をまわることができる数少ない手段
ロシアには2大都市のモスクワ、サンクトペテルブルク以外にも魅力的な都市が沢山あります。
以前記事でご紹介したウラジオストクもそうですし、ハバロフスクなどの極東エリア、バイカル湖で有名なイルクーツク、シベリアの首都とも呼ばれるノヴォシビルスク、2018年のワールドカップでも会場になったエカテリンブルクとニジニ・ノヴゴロド........ 飛行機だと上空を通過するだけのロシアの主要都市を一気にまわることができるのが鉄道移動の強みだと思います(サンクトペテルブルクはモスクワより先)。
滞在地が増えるとビザを取るときの手続きも大変になりますが、鉄道移動では滞在地は「シベリア鉄道」になるのでずいぶん気楽になります。
ロシアのように東西に広い国では街々で雰囲気が異なるのでそれを楽しむことも鉄道移動を選ぶ一つの目的になると思います。
ガッツリ観光をするのであれば途中下車&街に滞在がオススメ。二回目以降のロシア旅の時に気に入った都市を再訪するための「カタログ」的に鉄道旅をしてみても面白いと思います。
◆鉄道移動では現地の人と交流できる機会が多い
ロシア人は無表情で笑わないとよく言われます。これがよくネットで見る「おそロシア」の原因の一つだと思います。
ロシアの会話において、笑顔は礼儀正しさの印ではない。持続的なつくった笑顔は「形式的微笑」と呼ばれ、偽善、裏がある、腹を明かしたくないといった、人間の悪い兆候ととらえられる。
「ロシア人が笑顔を見せない10の理由」byロシア・ビヨンドより引用
アメリカ人の場合は「自分たちはあなたに敵意はありませんよ~」という意味でスマイルを多様するのですが、ロシア人はその真逆で「作り笑い」は偽善であり良くないことだと思っているんですね。
しかし彼らに悪気がなかったとしても日本人からすると距離を感じてしまうものです。現地の人と交流したくてもしづらい状況になると思います。通常の旅行であれば.......
そう、シベリア鉄道に乗ればこの問題は解決できます。
理由は簡単で同じ狭い空間にいればどうしても意思疎通が必要になるからです。 ロシア人の魅力的なところは最初は無愛想に見えるのに同じ部屋で旅する仲間と分かると超良い人になるということです。
でも、言葉は通じるの......?
う~ん、日本語は勿論のこと英語も通じないと思っていた方が良いでしょう。
モスクワ、サンクトペテルブルクの二大都市では英語話者が結構多いのですが、それ以外の場所だとほとんどいないと思います。
しかし、なんといっても長い長い列車の旅なので時間が解決してくれると思います。
個人的な意見ですが、一般的な海外旅行<<<<<<シベリア鉄道<=ホームステイだと思ってます。
身振り手振りを使って会話をしてみてはいかがでしょうか。
興味深いことですが、ウラジオストクからモスクワに向かって大都市になればなるほど英語が通じるようになるのに、現地の人との意思疎通が少なくなっていくような気がしました。沢木耕太郎氏も『深夜特急』の中でアジアからヨーロッパに向かうにつれ自分からコミュニケーションを取らなくてはならなくなったと言っています。「コミュニケーション≠言語」ということを実感しました。
◆時差ぼけ知らず&早起きができるようになる?
長距離の空路移動につきもので旅行の楽しさを半減させるアイツ.......
そう時差ぼけ。
朗報です!!!シベリア鉄道では飛行機と違って絶対に時差ぼけしません!目的地到着から現地時間で行動することができます。
時差に関して付け加えると、シベリア鉄道で東から西に移動する(つまりモスクワ行きに乗車する)と世にも奇妙な一日25時間現象を体験できます。
よく人間の体内時計は25時間サイクルだと言われたりしますが、シベリア鉄道はウラジオストクとモスクワの時差:7時間を一日に一時間分削っていくのでこのような面白い現象が起こるんです。
実際は一日一時間、軽い時差ぼけしているっていう事なんですけどね。
結局、時差ぼけしてるんかーい!
ということは西から東、モスクワからウラジオストクだと一日23時間になるはず......!?
乗車中に現在地の時間を知ろうとするとメンドクサイ事になるのでシベリア鉄道では時刻表も車内の時計も首都のモスクワ時間になります。
Wikipediaの『長距離列車』の記事を覗いてみるとシベリア鉄道を走る列車には『ロシア号』を超える運行距離の列車があります。
記事ではウクライナのキエフとウラジオストクを走る133/350列車?が世界の最長路線となっています。
しかし現在は運行していないという情報もありますし、その情報自体も極めて少ないのが現状です。
また今回の旅で同室となったキエフまで向かう女性はモスクワまで行って乗り換えると言っていたので、そちらの方が主流なのかもしれません。
シベリア鉄道乗るなら必見!お役立ち情報館
さて、ここからはシベリア鉄道に乗るときに知っておくと便利な情報を具体的にお伝えします。これからシベリア鉄道旅行の計画を立てる方は参考にしてみてください。
シベリア鉄道の衣・食・住
旅行前に一番気になったのは一週間も車内で快適に過ごせるのかということ。
ネットで調べてみても詳しい情報はロシア語で書かれている場合が多かったので結構不安でした。実際に乗ってみないと分からないこともたくさんありますし......
そんなわけで乗車中の生活について見ていきましょう。
シベリア鉄道の【衣】
乗車してまず初めに私たち乗客がすることはジャージやパジャマ等の過ごしやすい服装に着替えることです。そのまま寝られるようなものがオススメです。
コンパートメント(客室)内で着替えます。
ルームメイトが異性の場合は言うまでもなく外で待つのですが、この男女の順番の着替えタイミングに乗り遅れるとルームメイトを再び待たせることになってしまい少し面倒くさいことになります(向こうは嫌な顔はしないと思いますが)。 降車時も同様です。
他に着替えることのできる場所はトイレでしょう。トイレは鍵がかかりますが狭いので着替えるには少し苦労するかもしれません。
衣服に関してコレは持っていくべきというものは薄手のパーカーといわゆる便所サンダルです。
列車の中は基本的に温かいのですが、夜にルームメイトが部屋の窓を開けていたので結構寒かったです。そんなときに薄手のパーカー等の軽い温度調節ができるものがあれば快適に過ごせます。
次に便所サンダルですが、これは最高に使えました。
最初にサンダルも配布されるのですが、薄っぺらくて実用的ではないと思います。 ずっとスニーカーとかでは疲れるので、履きやすいサンダルを持っていきましょう。
車内のトイレは床が塗れていたので水に強い便所サンダルがオススメです。
シベリア鉄道の【食】
腹が減っては旅行はできぬ!ということで大事なシベリア鉄道の食事情にクローズアップ。
基本的に食料は事前調達&持ち込む
シベリア鉄道には食堂車がありますが少し割高です。それが理由かは分かりませんが、乗客のほとんどは食料や水を買い込んで乗車します。 私のように端から端まで一週間も乗るとなると食料も大量に必要になります。少しでも食料をコンパクトにしたい場合は以前の記事でも書きましたがカロリーメイト的なものがオススメです!!!
私は日本で大量のカップラーメンを買い込みましたが、結構かさばってスーツケースに入らず結局、一日一食分で計7食しか持っていけませんでした(泣)......。 ウラジオストクのスーパーにも日本のカップ麺は売っているので現地で列車の待ち時間にでも探してみては(ちなみに韓国の辛ラーメンなら絶対にある)。
シベ鉄では食が親睦を深める
シベリア鉄道の乗客たちは自分の分以外にも食料を持ってきている人が多かったです。
それをルームメイトと分け合ってつまみながら談笑します。
小さい頃、遠足でおやつを持ち寄った時のことを思い出しました。 私は一人旅だったので寂しそうに思われたのか、周りの人が世話を焼いてパンやお菓子などなどたくさん頂きました。一緒に食べていると言葉が通じないのにもかかわらず、お互いの距離が近くなったような気がしました。
「同じ釜の飯を食った仲」というのはこの事だなぁ~と実感。
特に途中から乗ってきたおばあさんは強烈で、ことある毎に「お腹はすいていない?」と聞いて私が応える前に私の分のサンドウィッチを作ってくれました。おかげでモスクワについても半分以上、日本から持ってきたカップラーメンは余ってました(笑)。
ちなみにモスクワ(終点)まで行くというと結構な頻度で先におりる人が余った食料を置いていってくれます。 このようなことが沢山あったのでこれからシベリア鉄道に乗られる方は分け合えるように日本からせんべい等の和風なお菓子を持って行けば喜んでくれると思います。
ちなみに柿の種がおすすめ(ピーナッツ入りなのでアレルギー注意)。
3種類ほど持参したお菓子の中で一番ウケが良かったです。
是非、持っていきましょう!!!
シベリア鉄道の【住】
最後に一週間泊まる"動く宿"の住環境を取り上げましょう。
提供されるアメニティグッズ
乗車するとロシア号では乗車すると先ほどご紹介した極薄サンダルの他に新聞、歯ブラシ、が貰えます。
新聞はロシアを訪れた思い出に取っておいても面白いでしょう。
歯ブラシはロシア人仕様なのか大きすぎて難ありという感じです。日本から持参すると良いと思います。
シベリア鉄道の収納事情
下の寝台の場合、座席の下にある収納と座席の頭部にある収納が使えます。
上の寝台の場合は天井の隙間に収納があります。
スーツケースは座席の下及び天井の隙間にしまうことになりますが、座席の下の方が広いと思います。
私が利用した座席の下の収納の場合、持っていったかなり大きめのスーツケースでも入りました。下の寝台であれば大きさは気にしなくてもいいでしょう。
私は始発から乗っているので問題ありませんでしたが途中からの乗車の場合は満杯の場合もあると思うので、車掌さんに相談しましょう。
上記の記事はシベリア鉄道の収納に関してとても詳しく書いてあるので、ぜひ参考にしてみてください。私も出発前に熟読させて頂きました!!!
シベリア鉄道のベッド
下の寝台を利用するメリットが座席の収納力であれば上の寝台のメリットはベッドと言えるでしょう。
シベリア鉄道の下の寝台のベッドは座席を倒して使用します。そのため食事の時間などルームメイトが座席を使用するときには下の寝台の人はベッドが使えません。
上の寝台はずっとベッドのままなので多少は気を遣わないでもグータラできます。
ベッドor収納....迷う。
ちなみにシーツ、タオルケット、枕は支給されます。降りる駅が近づくと車掌さんが回収に来ます。予め畳んでおきましょう。
シベリア鉄道のトイレ、手洗い
日本のトイレとは勝手が違います。
言わずもがなウォシュレットはありませんが、驚いたのは紙を流してはいけないことです。隣のくずかごに入れましょう。
トイレには洗面台があり、ここで手を洗ったり、歯磨きをします。
フェイスタオルも乗車時に支給されるのでそれを利用しましょう。
ちなみに廊下の電光掲示板にトイレの空き状況が表示されています。
туалет занят⇒使用中
コレ見なきゃ駄目でしょ!見て欲しいシベ鉄沿線の景色BEST3
とてつもなく長いだけあってシベリア鉄道の沿線には観光客に必見のポイントがたくさんあります。
全て車内から見える景色なのでぜひとも見て頂きたいです。
シベリアの真珠、バイカル湖
琵琶湖47個分の面積を誇るバイカル湖。もはや海ですね。
シベリア鉄道は海岸線ならぬ湖岸線を走るので飽きるほど見ることができます。車窓が汚れているため写真にはきれいに写りませんでしたが肉眼では数倍きれいに見えました。 私が旅行した4月下旬はまだ湖面に氷が張っていました。
お札にも書かれているクラスノヤルスク橋
シベリア鉄道はいくつもの橋を渡ります。その中でも美しいのはこの橋です。
流域面積が世界最大のエニセイ川にかかるクラスノヤルスク橋。エニセイ川は北極海に流れ込みます。
たまに流通している10ルーブル札(今は硬貨に切り替わりつつある)にも描かれています。
アジアとヨーロッパの境界、オベリスク
思い起こせば私の旅はこの境界を見に行く計画から始まりました。
しかしここに掲載する写真は撮れませんでした.......。なぜなら.......
おばあさんがサンドウィッチをわんこそば状態で作ってくれて、それを一生懸命に食べているときにシベリア鉄道はオベリスクを通過していたからなのだー(泣)。
ということでWOWOWさんから画像をお借りしました。どうぞ!
みなさんは目を皿にして見つけてみてください。
役に立つかも?私のシベリア鉄道体験談3選
停車駅では家族、恋人、友人と再会する人々で溢れています。
長距離鉄道は人の縁を最も結ぶことのできる移動手段だと思います。
普段の通勤電車や飛行機で隣になる人とはほとんど会話をしませんが、シベリア鉄道で同室になった人とは必ず会話があります。
乗ってきたときには他人ですが、降りるときにはもう家族なんです。
これこそがシベリア鉄道の魔法だと私は思います。
シベリア鉄道で私とルームメイトになった人は十人以上います。そして様々なエピソードが生まれました。
その中でみなさんの旅行に役に立つかもしれない体験談をお聞かせしましょう。
①警察官は心配性?
旅の最初の方で乗ってきたのがロシアの警察官であるというウラジミールさんでした。
“ロシアの警察"というと組織が腐敗している等のマイナスのイメージがありますが、彼自体はとても好青年で、共にチェスをするなどしてすぐに仲良くなりました。
ウラジミールさんは私が一人旅をしていると聞くと「危ないから(モスクワで)地下鉄は使うな」とか「笑いかけてくるロシア人は悪人だから無視しろ」はたまた「ホテルに泊まるなら寝るときはドアにバリケードをはれ」などなど私をとても心配してくれました。警察官にそんなに言われてしまうとロシアは超危険な国のように思われてきて、心配性な質の私は超ビビってしまいました。
実際には私は旅行中に一切危険な事には出会いませんでしたがそれは彼の言葉を心に留めていて気を緩めなかったからかもしれません。
②消えた水
ウラジミールがルームメイトの時、もう一人ルームメイトがいました。彼はロシア陸軍の若き軍曹でした。軍曹は大抵ほかの車両にいる同僚のもとに言っていたのであまり会話はしませんでした(軍人は寡黙なのかも)。
やっと車内生活に慣れてきた頃、私は備蓄しておいた水の本数が自分が飲んだ量より少なくなっていることに気がつきました。よく見ると私の水は軍曹のベッドの上に!いやまて、この水はロシアではどこでも買える水だぞ。そんな訳ない。お、床に置いている私の水に手を伸ばして......飲んだ、飲んだ。
そうなんです、軍曹殿は私の床に置いていた水を飲んでいたのです。
ここで私はある教訓を身につけました。
「床に置いておいたら、それはもはや自分のものではない」
勿論、軍曹殿は悪気があって水を持っていったわけではありません。
帰国後、旅行社にこの奇譚を聞かせたところ、ロシアの国民性的な部分で「名前の書いていないモノを持ってちゃう」ことはよくあるようです。
国も違えば文化も習慣も違うと言うことでしょうか。また一つ勉強になりました。
ちなみに軍曹殿とは彼が降りるまでにとても親しくなり、身振り手振りでパラシュート部隊での興味深い話を聞かせてくれました。
③芥川とドストエフスキー
さてウラジミールも軍曹殿も降りていった後、一人の大男と二人の二十歳ぐらいの女性が乗ってきました。大男の名前はジマさん、女性はユラさんとジナさんと言いました。
ジマさんと二人は他人で乗る駅が一緒ということジマさんは工場で働いていて、ユラさんとジナさんは大学生だと聞いたので、「私は日本人です、年は~~」と一通り自己紹介しました。
するとジナさんが日本に興味があるので軽く日本語を教えてくれないか?と頼んできました。
ということでひらがなの書き方と基本的なあいさつを教えると思った以上に喜んでくれました。
ジナさんは北海道にいつか行ってみたい、いつか日本に住みたいなどなど話を聞かせてくれました。ロシアと北海道近いのになぁ~と思いながら話を聞いていると日本語を教えてくれたお礼にと呼んでいたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』をプレゼントされました。内容的にも質量的にも重い本貰っちゃったと思いながらも何かお返しができないかと日本から暇つぶしのために持ってきた芥川龍之介名作集を手渡しました。
あの本が日本語の勉強に役立っていると良いな。こんな小さな出来事がいつかは国と国の関係を良くできるのかもしれない。そんなことを感じながら列車に揺られました。
総括:シベリア鉄道の旅は何を与えてくれるのか
強権なソビエトの最期の時代、レオニード・ブレジネフ政権下の1980年(これは奇しくも西側諸国が「モスクワオリンピック」をボイコットした年)に永遠の名曲『さらばシベリア鉄道』は発表されました。
ロシアに向かった恋人への思いを綴るこの曲は「近いけれど遠い大地、シベリア」に思いをよせる日本人の心情も表していたと思います。
今ではソビエトは消滅し、日本人も旅行が手軽になった今、「遠い大地」は段々と近づいてきています。
『さらばシベリア鉄道』みたいなロマンチックな話ではないかもしれないけれど、シベリア鉄道に乗れば必ず自分だけの物語が生まれます。現にこうして私の文を読んで頂いているあなたも自分の物語を語る役になれるのです。
日ロ関係が動き出そうとしている今、「ロシアに行きたい」「シベリア鉄道に乗りたい」と思って頂いている方のお役に少しでも立てるのならば筆者としてそれに勝る喜びはありません。
さぁ、シベ鉄に乗って広い大地を探求しましょう。大瀧詠一の詞をかりるならば「この線路の向こうには何があるの?」と。
次回、モスクワ編でお目にかかりましょう!